それは、最高の炊飯土鍋と評される、販売累計約80万台の長谷園『かまどさん』をそのまま使った炊飯器。気鋭家電メーカー『シロカ』の熱い想いを伺いながら、頂いたごはんの美味しさたるや…!筆舌に尽くしがたいとは、まさにこのことでした。

出典:instagram

あれは忘れもしない、大学時代の京都・祇園旅行。
宿泊した老舗旅館の夕食で出てきたごはんが、
やたら旨い。おひつごといけるぐらい、どうにも旨い。

旅効果かな?と自分の単純さを戒めるも、
じゃあなぜこんなにも、ひと粒一粒が立っていて
しっかり弾力があって、
噛めば噛むほどほんのり甘く、味わい深いのか。

すると女将曰く
「うちは毎日、契約農家から仕入れたお米をかまどで炊いてご提供しているんですよー」

私が初めて、
かまどごはんの美味しさを知った瞬間でした。

試食させていただけると聞いて、
鼻の穴を膨らませつつやってきた私の前に
うやうやしく登場したのは、
お待ちかねの『かまどさん電気』。

おーっ、たしかにこの風貌と質感は THE 土鍋!
なのにタッチパネル式の操作盤など、
ちゃんと、いろいろ「炊飯器」です。

興奮を抑えつつ、フタを開けてみると…

きゃーやばーい♡♡♡
見てください、この見事なお米ピカー状態。
水分をいい感じに湛えたごはんが光ってます。
光ってるんです!
(光りすぎて写真白飛びスミマセン)

さらに、しゃもじで底を返してみれば

!?
おこげさん!!!

聞けばかまどさん電気、
おこげの加減(薄い~濃い)まで選べるんだそう。

何なら、玄米や雑穀米、おかゆなんかも炊けるときた。

これぞまさに、伝統工芸と家電の
奇跡の融合じゃないですか。素晴らしすぎる~。

 

●いざ、実食!

嬉しさのあまりニヤつかないよう、
己の表情に細心の注意を払いつつ、まずはひと口。

「いただきまーす(小声)」。モグモグ…

・・・・・・・・・・・・・・・・・!!!

数秒、絶句でした。

今まで食べたことのない“白い何か”は
舌の上でふわりとほどけ、
しっかりとした粒感と弾力をほど良く主張。
「粒が立ってる」ってこのことか、と
恍惚の中実感しつつ、噛めば噛むほど、
口の中いっぱいに甘みが広がって、
ふくよかな薫りが鼻に抜けていく…

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完全に「おかずって何?それ必要?」状態。

ついでに頂いたごはん、実は炊いてから小一時間ほど
経過していたらしく、しかもかまどさん電気には
いわゆる保温機能がないのですが、
じゅうぶん温かかったという事実にもびっくり。

本気で正しく炊いた米の旨さは、
ちょっと尋常じゃなかったのでした。

かまどさん電気のルーツは、江戸時代から続く
伊賀焼の窯元・長谷園(ながたにえん)が生み出した、
炊飯土鍋のかまどさん。

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オール電化の家庭も増える中、
土鍋ごはんの美味しさをもっと手軽に味わってほしい
という窯元の想いと、
シロカの熱意によって誕生しました。

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誤解を恐れずに言えばこの製品、
本物の伊賀焼土鍋(かまどさん)そのものを、
熱源のある機械にポコっとはめたような
超シンプルなつくり。

とは言え、その完成に至るまでには、
約500個もの土鍋の試作を行い、
約4年もの歳月を費やしたとか。

何故ならそれは、よくある「土鍋よりの炊飯器」
ではなく、あくまで「電気で炊ける土鍋」を
目指したものだったから。

この真意を知るためにはまず、
土鍋について少しだけ知る必要があります。

●伊賀焼土鍋が、炊飯に最適なわけ

微生物の化石を含む伊賀の陶土を焼き上げると
そこに無数の孔(あな)ができるらしいのですが、
何を隠そうこの孔こそが、伊賀焼土鍋の真髄である
呼吸という機能を担う重要器官。

出典:siroca公式

呼吸することで、
炊きあがったごはんの余分な湿気を逃がしたり、
逆に乾燥し始めれば水分を戻したりと、
まるでおひつのようなはたらきをするんです。

出典:siroca公式

また、土と特殊釉薬から放出される
遠赤外線の効果も、美味しさの理由。
お米の芯まで緩やかに熱が伝わって
ふっくらとした炊きあがりになるんだそう。

熱しにくく冷めにくい肉厚のボディも、
「はじめちょろちょろ、中ぱっぱ、
赤子泣いてもふた取るな」という、
理想の温度推移を見事に実現する要因。
憧れのかまど炊きのように
全体をムラなく温めてくれます。

たとえば単純にIHに対応させようとした場合、
土鍋に金属板を挟み込むことになってしまいます。
しかし、肝心の孔をふさいで呼吸を妨げてしまっては、
何の意味もないですよね。

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そこでシロカが採用した熱源は、
直火のように温める、
昔ながらのシーズヒーター(電熱ヒーター)。

立ち上がりも遅く、最新家電としては
なぜ今さら?という選択だったようですが、
土鍋の良さをそのまま生かすには、
これ以外にありえなかったのだそうです。

シロカの営業担当・大木健司さんが遠い目をして曰く、
「炊飯器部分にハマる土鍋のサイズ調整」と、
「熱を逃がす構造づくり」が最も大変だったとのこと。

出典:siroca公式

特に土鍋を包み込むデザインは
どうしても内部に熱がこもるため、
放熱しないと本体が溶けてしまうのだそう。

そこで開発されたのが
「ファン熱循環構造」というしくみ。
読んで字のごとく、
ファンで熱を循環させる画期的な構造のことで、
特許も出願中なのだとか。

地味な話ですが、この技術がなかったら
かまどさん電気も実現していなかったわけで、
なかなか萌えなエピソードかと思うのです。

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結局のところそれはもう
「本当に美味しいごはん」を
毎日食べたいと思うかどうか、という
個人のこだわり次第。

ちなみに、
パンも大好きだけど、何党かと聞かれれば
かぶせぎみに「ごはん党!」と答える私にとっては
まったくもって必要経費であります。

●購入前に確認しておきたい懸念ポイント

出典:weheartit

かまどさん電気は
土鍋自体がもつ保温性を利用するため、

・保温機能はなし
・また、一度に炊けるのは3合まで
(白米・雑穀米の場合)
・さらに、洗うとき重い

という点があります。

我が家の場合、余ったごはんは
即冷凍する習慣があるため問題なし。

美味しいごはんが食べられるなら、
毎日抱えて歩くわけじゃなし、
重いとかはどうでもいいという結論に至りました。

そう、結局のところやっぱり立ち返るのは
本当に美味しいごはんを食べたいかどうか。

私は断然、食べたい派です。

『かまどさん電気』はこちらをCHECK

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しゃもじや計量カップ、鍋敷きに手ぬぐいなど、
美味しく食べることへの徹底したこだわりが光る
素敵なオリジナルアイテムたちは、
すべて付属品!

手ぬぐいなんて、米粒柄。
しかもひと粒だけ向きが違うとか。

シロカの製品づくりに対する情熱や細かさって、
こういうところにも表れている気がするなー、と
感じたポイントだったのでした。